今月、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、5月に開催予定だった栃木県高校総合体育大会(総体)の中止が決定しました。
この高校総体は陸上競技のインターハイ(全国大会)予選も兼ねている為、陸上部に所属する全部員が目標とする一番重要な大会になります。
受験勉強の兼ね合いで、この総体を最後に引退する3年生部員も多く、高校3年間の集大成と位置付ける部員が殆どだったと思います。
今回の大会中止を受け、戦わずに引退を余儀なくされた3年生部員の事を考えると不憫でなりません。
現在、当院へも数名の3年生が通院してくれています。
諦めずに練習に取り組む姿を観ていると何とか試合をさせてあげたいと思いますし、
日頃の練習の成果が発揮できずに日にちだけが過ぎ去るこの状況を、間近で接している者としては胸が張り裂けそうです。
私も陸上競技を10年間続けて来ましたが、もし自分がこの立場に置かれたらと思うと耐えられません。
今年も時間を作り、彼らの最後の雄姿を観に行くのを楽しみにしていただけに非常に残念です。
この状況が一刻も早く収束し、できる範囲内で全力を尽くせる場を作り、良い形で引退させてあげたい!そう願うばかりです。